苫小牧市在住の金属工芸家・彫刻家の藤沢レオさん(45)の彫刻作品「場の彫刻」が、札幌市中央区のJRタワー1階東側コンコースのART BOX(アートボックス)で展示されている。柱に残された1本の枝が織り成す形と影が印象的で、藤沢さんは「道行く人に何かを感じてもらえれば」と話す。
「場の彫刻」は長さ約1・3メートルの木製の柱から、力強さを感じさせる形状の枝が横に伸びている。表面に真ちゅう箔(はく)を貼って黄金色に仕上げ、内側をピンクに塗った自作の箱に収めて展示。箱はライトに照らされた影も美しく見えるよう設計されている。
藤沢さんはさまざまなアプローチで「生命」をテーマとした作品づくりに取り組んでおり、同作も現代人の遠い祖先が枝や葉を集めて風雨をしのぎながら大陸を移動した姿を想像しながら制作。「枝を集めるというささいな行動が命を守り、後の人間社会の繁栄につながったと考えると非常に感慨深く、この作品誕生のきっかけになった」と語った。
アートボックスは道内のアーティストたちに新たな発表の場を提供する目的で2009年に開設。3カ月置きに年間4作品を展示している。藤沢さんの作品の展示期間は来年2月末まで。ボックス内の照明点灯時間は午前8時~午後10時(最終日は午後8時まで)。



















