政府が14日に観光需要喚起策「Go Toトラベル」を28日から来月11日まで一時停止すると発表したことで、新千歳空港のテナントや航空会社などに動揺が広がっている。新型コロナウイルスの流行で落ち込む経済を支え、回復に向かっていただけに、新千歳発着便を運航する航空各社や空港ビルのテナント関係者は「再び悪化するのは避けられない」と不安な思いを訴えている。
政府の発表があった翌日の15日夕方。新千歳空港国内線ターミナルビル内は、旅行者やスーツ姿のビジネス客はあったものの、旅行客の姿はそれほど多くなかった。飲食や土産店などの各テナントは、感染拡大に伴って利用客が徐々に減少しているとし、見通せない先行きにも不安感を募らせており、土産物店に勤める50代女性は「正月もこんな状況かと思うと不安」と厳しい表情。別の店舗の女性スタッフ(31)は「12月に入ってから人出が減っていたので、『Go To』一時停止の影響がどれぐらいあるのか」と訴える。
航空各社は、コロナ感染者の拡大で利用客が落ち込む中でのGoTo一時停止に、需要期の年末年始はさらに厳しい状況になると見通す。
日本航空(JAL)は9月から旅客が回復傾向にあったが、「振り出しに戻る印象」と担当者。道の集中対策期間延長などで帰省を控える人も増えるとみられ、「年末年始は厳しい状況になる」とため息を漏らす。
全日本空輸(ANA)もコロナ感染拡大を受けて予約キャンセルが増加。担当者は「政府が年末年始の帰省自粛を要請したこともあり、今後はさらに客足が鈍る」と見方は厳しい。
AIRDO(エア・ドゥ)も予約の減少やキャンセル増加を懸念する。年末年始は本来、年間で最も忙しい時期だが、長期化するコロナ禍の影響に「今後の動向を注視していきたい」(担当者)としている。
















