東京商工リサーチ北海道支社は、道内の2020年1~10月の休廃業・解散企業動向調査結果を発表した。休廃業・解散した企業は1994社に上り、前年同期比で3・2%(62社)増加。このペースで推移すると、年間最多だった16年(2258社)を上回る可能性が出てきた。
休廃業・解散した企業の産業別では、「サービス業・他」が633社で最多。以下、「建設業」(420社)、「小売業」(329社)、「卸売業」(173社)、「製造業」(140社)、「不動産業」(128社)の順。
産業を細分化した業種別では、「総合工事業」が173社で最も多い。これに「職別工事業」(150社)、「その他の小売業」(135社)、「設備工事業」(97社)、「飲食料品小売業」(89社)と続いた。
道内の企業倒産は、新型コロナウイルス感染拡大で政府や自治体が相次いで資金繰り支援を打ち出したため、今年1~10月現在で156件(前年同期比13・8%減)と抑制されている。これに対し、休廃業・解散が増加していることについて、同支社では「資金繰り破綻の回避に重きを置いた支援策は相応の効果を示すが、企業の持続可能性には別途、経営改善や事業再生、事業転換などの本業支援が欠かせない」と強調。今後も「代表者が高齢で後継者のいない企業を中心に、休廃業・解散の増勢が見込まれる」と指摘している。
















