白老牛 安全な店内で 天野ファミリーファーム コロナ対策で最新換気システム導入

白老牛 安全な店内で 天野ファミリーファーム コロナ対策で最新換気システム導入
「安心、安全の店で白老牛を味わって」と話す天野清勝さん(右)と志保子さん

 白老町白老766の白老牛焼き肉レストラン「天野ファミリーファーム」が今月、新型コロナウイルス対策の国の補助金を活用し、最新の換気システムを導入した。テーブル席に備えた排煙の換気フードを通じ、客席全体の空気をスピーディーに入れ替えられる。店主の天野志保子さん(64)は「コロナ禍の中でも高品質の白老牛肉を安心、安全な環境で味わってほしい」と話す。

 道道白老大滝線沿いにある同店は、志保子さんの夫清勝さん(72)が白老牛を一貫生産する牧場の直営店。地元住民のほか、観光客からも人気のファームレストランだ。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、来店客に安心の環境を提供しようと、国の「外食産業インバウンド需要回復緊急支援事業」を活用して今月、換気の最新システムを導入した。

 炭火こんろ付きテーブル席に備えた計10基の換気フードが、客席全体の空気を入れ換える時間はわずか1分43秒。通常の飲食店に比べて格段に早く、屋外の新鮮な空気を常に店内に取り込むようにしている。換気の際に店内の温度が下がらないよう、入れ替えの空気を温める装置も取り付けた。

 同店の牧場が生産する白老牛の枝肉は、専門機関から高く評価されている。11月には2頭の枝肉が、日本食肉格付協会の審査で最高ランク「A5・BMS12」の格付けを受けた。牧場経営2代目の清勝さんは「A5・BMS12は1万頭に1頭しか出ない最高級の肉。自慢の味を店で堪能してもらえれば」と言う。

 同店の営業時間は午前11時から午後8時で、水曜日定休。年内は30日まで営業し、来年1月7日から再開する。同店への問い合わせは、電話0144(82)5493。

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