苫小牧市植苗のラーメン店、味の大王(高橋浩一社長)が電子レンジ用の冷凍麺を開発し、今月から飲食配達サービスを通じたカレーラーメンの宅配サービスをスタートした。開発に関わった中江友紀常務(37)は「出来たてのような熱いラーメンを家でも食べてほしい」と話している。
冷凍麺の開発を始めたのは胆振管内で新型コロナウイルスの感染が広がった3月。客足が徐々に落ち込み、一時は出前やドライブスルー方式で提供することも考えたが、人員確保やコスト面のハードルが高く断念。ラーメン店の原点である「熱いまま提供したい」との思いに立ち、札幌市内の製麺業者の協力の下、研究開発を進めたという。
麺に使う小麦は道産にこだわり、業者と繰り返し調整。電子レンジによる加熱を基本に試食と改良を重ねた。電子レンジの性能で異なる温め時間も細かく研究し、もちもちした食感を再現することに成功したという。
味は、カレー、みそ、みそカレーの3種類で、価格は各650円(税込み)。市内の飲食配達サービス「リアッタイーツ」を通じて届ける。同サービスは3000円以上の注文が必要なため、チャーハンやギョーザを付けた2人前セット(3500円)と4人前セット(5000円)を用意した。なお、ドライバーへの謝礼500円は別料金としている。
「コロナが流行したまま冬が来たが、熱いラーメンを食べて心も体も温めてほしい」と中江常務。また、「大変なのはどの店も一緒。共に助け合いたい」としており、冷凍麺を使いたい市内のラーメン店があれば相談に応じる考えだ。
麺に関する問い合わせは味の大王総本店の中江さん 電話0144(58)3333。
















