北海道や道森林組合連合会、農林中央金庫札幌支店が22日、胆振東部地震の震災復興支援としてむかわ町内の2保育所に道産の木製遊具「きぼうのプール」を寄贈した。
道が企業、団体などと協力して東日本大震災以降の2014年度から継続して行っている被災地支援事業。道内各地で開いた木育イベントの際、参加した人たちに木棒に応援メッセージを書いてもらい、被災地の保育園やこども園に届けている。道によると、昨年度までに道内外の14カ所に寄贈している。
今回、寄贈したのは長さ10センチと7・5センチほどの木棒2セット(1セット4000本)。同日、町役場に併設する産業会館で贈呈セレモニーが行われ、同組合の富田満夫副会長は「子どもたちが木に接して、楽しく遊んでもらえたら」とあいさつ。同金庫札幌支店の中村剛崇・北海道営業部長は「豊かな感性、心を育んでいただければ」と思いを語った。
寄贈を受けたきぼうのプールは、町内のたんぽぽ保育所、ひまわり保育所で活用される。竹中喜之町長は「皆さんの温かいメッセージが添えられたクリスマスプレゼント。子どもたちの笑顔が町の希望を育み、復興への足掛かりになる」と謝辞を述べた。

















