密を避けて楽しめるとして、コロナ禍で人気のキャンプ。2020年の新語・流行語大賞でも「ソロキャンプ」が上位に入るなど一大ブームになっている。苫小牧市内や近郊のキャンプ場でも利用者が増え、冬キャンプ真っ盛り。一方で、火災や一酸化中毒など火の取り扱いが原因のトラブルも起きており、専門家は正しい知識を身に付けて安全に楽しむよう呼び掛けている。
安平町のオートキャンプ場「ファミリーパーク追分」は11月以降、利用客が前年同期比で倍以上と盛況。オートリゾート苫小牧アルテン(樽前)も、103区画あるキャンプサイトが31日まで予約で混み合っている。
こうした中、アルテンでは今月上旬、テント内でカセットこんろのボンベが爆発する事故が発生。他のキャンプ場でも火気の取り扱いに関する小さなトラブルがあるといい、アルテンの宮田哲也社長は「経験の有無にかかわらず、安全にアウトドアを楽しめる準備が重要」と話す。
女性ソロキャンパーや外国人、道外からの利用者も多いファミリーパーク追分の和泉貢オーナーも「寒さ対策や火の取り扱いで正しい知識を身に付けることもキャンプを楽しむ秘訣(ひけつ)だ」と語る。
人気が出る一方で「冬場のキャンプは命に関わる危険とも隣り合わせ」と指摘するのは、日本キャンプ協会キャンプインストラクターで市内在住の鈴木完さん。テント内でストーブを使う場合、一酸化炭素中毒の危険性が高まるとし「一酸化炭素警報器を持っておくと安心。消火バケツを用意するなど火災にも注意を」と呼び掛ける。
最近はキャンプの様子や便利な道具を紹介する動画投稿サイトの映像をきっかけに始める人も多い。札幌市内で登山・アウトドア用品の小売・製造を行う秀岳荘白石店の宮崎恵さんは「今年からキャンプを始めたという声をよく聞く」と話す。一人用の調理道具や食器が好調だが「ガスこんろで調理する場合、鍋やフライパンのサイズに合わせた火力が必要。火がボンベまで伝わり、爆発する危険性もある」と注意を促している。
















