苫小牧市はこのほど、身近な人の悩みやつらさに気付き、話を聞いて必要な支援につなげる「ゲートキーパー」の養成講座・基礎編を市民活動センターで開いた。市民18人が受講し、相談を受ける時に気を付けるべきことなどを学んだ。
市が心の健康維持対策として進める「生きることの包括的支援事業(人材育成事業)」の一環で、毎年開いている。
苫小牧緑ケ丘病院で心理療法士をしている高橋朋康さん(48)が講師を務め、高齢者のメンタルケアについて語った。
1人暮らしをしていたり「年を取ったら気が沈んでも仕方がない」と考える高齢者を放置すると診断が困難になることを説明。地域のゲートキーパーが早期に気付いて適切に介入することで、高齢者の自殺を減らすことができると強調した。
悩みを聞く際は、否定的感情を挟まずに穏やかな態度で聞くことなどが好ましいとし「ゲートキーパーの役割は、精神科など他の専門機関につなげることでもある。一人で気負わず、身の丈に合った支援をしてほしい」とアドバイスした。
ゲートキーパーは講座を受講することで誰でもなることができ、市健康支援課によると、同日の受講者の修了で1662人となった。
















