新型コロナウイルス感染拡大防止の一環で、政府が年末年始休暇の分散取得などを提唱する中、苫小牧市内の企業の年末年始休みは例年通りの日程が主流だ。一方、企業トップの年頭あいさつは、従業員を集めて「密」になりがちなため、中止やオンライン化を模索する動きもある。
自動車部品製造業は例年、生産ラインの改善や保守点検などを実施するため、他業種に比べて大型・独自の連休を設定している。
トヨタ自動車北海道は26日から来年1月5日までの11連休で、担当者は「コロナ禍で―と変えたところはない」と説明する。仕事始めの年頭あいさつも例年通り行うが、参加人数を制限し、報道公開も中止にした。
王子製紙苫小牧工場は24時間体制で操業し、事務部門は30日から来年1月3日まで休み。例年通りの態勢となっており、「現場はシフト制で休みが分散化されている。コロナ対策を徹底しながら生産を続ける」と言う。仕事始めに当たっては敷地内の神社で社業発展や安全を祈願しているが、新年は幹部10人程度で行う予定だ。
出光興産北海道製油所も例年通り、24時間体制で操業。事務部門については29日から来年1月3日まで休む。年頭あいさつは、講堂に従業員約300人を集めて行ってきたが、「コロナ禍では難しい。『オンラインあいさつ』にしたい」(担当者)と話す。
苫小牧埠頭の休みは30日から来年1月3日まで。5月に市内弁天で稼働を始めた大型冷凍冷蔵倉庫「北海道クールロジスティクスプレイス」は夜間や休日と同様、農作物や水産品の管理を続ける。従業員約30人ほどを会議室に集めて行っていた年頭あいさつは、コロナ禍を踏まえて中止する予定だ。
















