千歳科技大1年の皆勝さん 「テクノ愛」で優秀賞 人工衛星用自動展開式 ソーラーパネル考案

千歳科技大1年の皆勝さん 「テクノ愛」で優秀賞 人工衛星用自動展開式 ソーラーパネル考案
考案した「ミナカツ折り」のソーラーパネルを手に受賞を喜ぶ皆勝さん

 将来の産業・科学技術の発展を担う研究者を育成するコンテスト「テクノ愛2020」(同実行委員会主催、京都技術科学センター、京都大学産官学連携本部共催)の大学の部で、千歳科学技術大学理工学部1年の皆勝亮汰さん(18)が優秀賞に輝いた。受賞テーマは「人工衛星用自動展開式ソーラーパネルの考案」で、皆勝さんは「思いがけない賞を頂きうれしい。将来は物質材料の開発に取り組みたい」と喜んでいる。

 テクノ愛2020は、高校生、大学生から斬新なアイデアを募り、顕彰するもので、今回大学の部には13道府県の22校から57テーマの応募があった。皆勝さんは、大学の担当教官の髙田知哉准教授に勧められて応募し、「ベンチャー精神に富み、独創性と新奇性に優れたアイデア」との評価を受け、グランプリ、準グランプリに次ぐ成績を射止めた。

 皆勝さんは、幼少期から「折り紙」に親しみ、スーパーサイエンスハイスクールの指定校だった市立札幌開成中等教育学校では、手と爪ようじ、ピンセットだけでクラフト紙を折り、医療で利用するステントグラフトなど新たな物を作る活動に没頭したという。

 今回のコンテストでは、高校時代に自身が考案した「ミナカツ折り」を生かし、次世代型高機能材料のセルロースナノファイバー(CNF)を使ってNASAが開発する次世代型ソーラーパネルに活用できないかと考えた。

 太陽光発電する紙をミナカツ折りに加工し、直径30センチ、重さ21グラムの折り畳んだ状態で人工衛星に搭載。宇宙空間で解除して自動展開させるというアイデア。「ミナカツ折りは軽量で(ハチの巣状の)ハニカム構造の約2・42倍の強度。耐久性、弾性に優れている」と皆勝さん。「入手しづらいCNFの代用に100円均一ショップでポリプロピレンを購入した」という。

 今回の審査は、新型コロナウイルス感染症の影響で書類審査とDVDによるプレゼンテーションで行われ、皆勝さんは「髙田先生の助言を受け、プレゼンを8分間のDVDに収めるのに苦労した」と振り返る。

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