国際交流拠点具体化へ キラキラ公園で新イベント計画 苫小牧市 21年度着手

 苫小牧市は、今年度内に策定する都市再生プランに基づき2021年度、国際交流拠点形成に向けた具体的な取り組みに着手する。「三つのW」(ウオーク、ウオーター、ワーク)をキーワードに、人の循環を促したい考え。苫小牧港・西港のキラキラ公園(入船町)をメイン会場にした新たなイベントも計画している。

 市の成長戦略である国際リゾート構想の具現化に向け、新千歳空港周辺を訪れる国内外の観光客らを中心市街地などに誘客する方策を探る。都市再生プランの策定に当たって市は今年度、関連事業費1500万円を計上。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致も見据え、策定業務の一部をあずさ監査法人(東京都)に委託しつつ市、商工会議所、観光協会のそれぞれを事務局とした三つの会議体で中身を練っている。

 「ウオーク」は、居心地良く歩きたくなるまちなかの形成を目指し、対象エリアとして▽JR苫小牧駅前(表町)▽市民ホール建設予定地を含む市民会館周辺(旭町)▽ぷらっとみなと市場(港町)▽キラキラ公園―を挙げる。「ウオーター」は、ウオーターフロントの港とまちなかの交流を活発にするため、複数の青写真を交えた議論を進めている。

 「ワーク」は、新型コロナウイルス禍が終息し、景気が回復したとしても、以前の状態には戻らないとされる「ニューノーマル」の概念を踏まえ、次世代産業として働き方の多様化や地方分散の可能性を考える。首都圏からの働き手確保や公共交通の充実に最新テクノロジーを活用する視点も重視する。

 観光客らをまちなかで循環させる具体的な取り組みの一つとして、キラキラ公園を主会場に、食と音楽をテーマとしたイベントを開催する準備も進む。

 地元の企業、市内在住外国人らをメンバーとする「T.O.P会議」が21年度開催も視野に計画中。地域に根付くよう、実行委員会形式で複数年開催を見据える。財源には企業版ふるさと納税の寄付金の活用などを想定している。

 市総合政策部の担当者は「港とまちなかの連携を主軸としたイベントをイメージしている。新型コロナ流行下でも事業が成り立ち、開催してよかった―という内容にしなければ」と語る。

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