”色”で考古資料紹介 市美術博物館、あすから企画展

”色”で考古資料紹介 市美術博物館、あすから企画展
企画展に向けて考古資料を展示する岩波学芸員

 苫小牧市美術博物館は9日から、企画展「総天然色!考古資料のあざやかな世界」をスタートする。市内や近郊で出土した数千年前の土器や石器、玉類などの考古資料の色に焦点を当て、考古学や自然史のみならず美術的な側面からも紹介する。関連行事や収蔵品展「色と絵~彩のひみつ」も同時開催する。3月7日まで。

 企画展は各資料を赤、青、黒、白の色別に分けており、「赤」では水銀朱で彩色された赤彩注口土器(渡島管内八雲町野田生1遺跡)をはじめとする土器や琥珀(こはく)の首飾りなどを展示。「黒」では、市内柏原で出土した漆塗の土器や黒色の石を使った石器などを紹介する。通常の考古展示に登場しないような破片資料も並べる。

 学芸員の岩波連さんは「考古資料は近くで採取できる素材だけではなく、遠くからわざわざ取り寄せたであろう素材を彩色に用いたと考えられる物も多い」と説明。「昔の人たちがどんな思いを込めてその色を付けたのか―と思いをはせるのも楽しい」と話す。

 同時開催の収蔵品展は同館所蔵の絵画20点を展示。作家が色彩をどのように用いたかや、表現の多彩さに着目して紹介する。

 関連行事として、学芸員による解説会のほか▽勾玉(まがたま)作り教室(23日)▽アイヌ文化講演会(2月6日)▽ガラス玉に関する講演会(3月6日)▽遺跡報告会(同7日)―を計画している。いずれも事前予約が必要。

 企画展は一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料。午前9時30分~午後5時。

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