自然災害に対応32・9% 道内企業の意識調査 中小企業は低く 帝国データ札支店 最も警戒「地震」

自然災害に対応32・9% 道内企業の意識調査 中小企業は低く 帝国データ札支店 最も警戒「地震」

 帝国データバンク札幌支店は、自然災害に対する道内企業の意識調査結果を発表した。「対応を進めていない」企業は6割強(63・9%)に上った一方、「対応を進めている」企業は前回調査(2019年11月)に比べ7・4ポイント上昇して32・9%となった。自然災害に対する企業の対応状況は向上傾向にある。

 対応を進めている企業の内容は、「十分に対応を進めている」は1・3%で、「ある程度対応を進めている」が31・6%。企業からは「胆振東部地震の経験を踏まえ、データサーバーの分散化、連絡網の再整備などの対応を実施している」(建材・家具、窯業・土石製品卸売業)などの声が寄せられた。

 また、大企業の52・2%が対応を進めているのに対し、中小企業は29%、小規模企業は22%と低い。

 最も警戒している自然災害は、「地震」が59・5%でトップ。以下、「水害」(10・4%)、「雪害」(9・7%)、「津波」(6・4%)の順。

 企業として取り組む自然災害への対策(複数回答)では、「社内連絡網の整備」が62・6%で最多。これに「非常時向けの備品の購入」(38%)、「非常時の社内対応体制の整備・ルール化」(29%)、「飲料水、非常食などの備蓄」(25・2%)と続いている。

 自然災害への対応で苦労すること(複数回答)に関しては、「設備の故障」(38・5%)が最も多い。以下、「費用の確保」(35・4%)、「情報システムのバックアップ」(29・7%)の順となった。企業からは「バックアップ電源確保が大事だが、設備投資額が大き過ぎて対応できない」(運輸・倉庫)との声も上がっている。

 調査は昨年10月19~31日に、道内企業1116社を対象に実施。548社から回答を得た(回答率49・1%)。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る