全道一の生産量を誇る新冠町特産「にいかっぷピーマン」の2020年の販売金額が11億1628万1157円を記録し、初めて10億円台を突破した。前年より2億7534万6964円増加した。
同町のピーマン生産は水稲転作に伴う補完作物として1984年に農家2戸で始まった。徐々に生産戸数や作付面積を増やし、2002年に販売額が3億円台に。14年には5億円台、15年に6億円台に拡大し、新冠の主力農産物となっている。
20年は47戸が23・6ヘクタールのハウスで栽培。5月18日から11月20日までで2154・9トン(前年比169・2トン増)を出荷した。道外の生産量が天候の影響などにより減少したため、販売単価は過去最高だった18年の1キロ501円を上回る518円となり、販売金額も過去最高となった。
道産ピーマン出荷実績(昨年11月末時点、ホクレン扱い)では産地別のシェアは約59%。20年6月5日に地域団体商標に登録され、道内をはじめ関東、中京、関西方面に送られている。

















