豊かな味わい 日本酒「あつま川」新酒販売中

豊かな味わい 日本酒「あつま川」新酒販売中
厚真町内で販売を開始した新酒の「あつま川」

 厚真産の酒米で仕込んだ日本酒「あつま川」の新酒が完成し、町内4店舗で販売を開始した。

 とまこまい広域農業協同組合や町商工会などで組織する「厚真の地酒頒布会」(会長、宮田広幸・広域農協組合長)が2015年から取り組んでいる地酒造り。町内の米農家が育てた酒米「彗星」を使い、空知管内新十津川町の金滴酒造に委託して醸造している。

 720ミリリットル換算で2000本分製造した。8日から販売が始まった生原酒は720ミリリットル瓶2400円、15日から販売を予定している火入れした酒は720ミリリットル瓶2300円(いずれも税込み)。町内の藤井商店、山田商店、Aコープ厚真店、Aコープ上厚真折坂店で取り扱っている。

 今季は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で醸造が例年より1週間ほど遅れたほか、完成お披露目会も中止した。町内のイベントが軒並み中止され、宴会の需要が見込めないことなどから一升瓶の販売はやめたが、甘酒などに使う酒かすを600円(税込み)で用意した。

 あつま川は豊かな味わいと風味を持ち、やや辛口ですっきりしているのが特徴。低たんぱくの良質な米でできており、同農協事務局は「ぜひ手に取ってもらいたい」とアピールしている。

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