16日から大学入学共通テスト コロナ禍で不安抱える受験生 感染予防へ家族ぐるみで対策

16日から大学入学共通テスト コロナ禍で不安抱える受験生
感染予防へ家族ぐるみで対策
体調に気を配りながら最後の追い込みに入る受験生たち=トランスクール駅北口校

 約53万人が志願した初めての大学入学共通テストが16日、全国681会場で始まる。大学入試センター試験の後継で、新型コロナウイルスの感染が拡大する中での異例の入試となる。受験生は不安を抱きながらも、家族ぐるみで感染症対策に細心の注意を払い当日に臨む。

 試験会場は、東胆振では苫小牧駒沢大学(苫小牧市錦西町)のみ。共通テストを利用するのは全国の大学、専門職大学、短大の計866大学で、コロナ禍を考慮して16、17日の第1日程に加え、30、31日の第2日程が設定された。

 東京の私立大学を第1志望にしている苫小牧東高3年の大場星和さん(18)は、マスクを外す学校の昼食時には「集団になって話をしないよう気を使っている」と話す。家族も消毒液を買ってきたり、忘年会や新年会への参加を自粛したりと、最大限の協力をしてくれているという。

 道内の国立大を目指している同高3年の東晃平さん(18)も「十分な睡眠で免疫力を高めたり、マスクを頻繁に替えたりするよう気を付けている」と語る。家庭内の空気清浄機も新しく買い替えた。共通テストをめぐっては、英語民間試験の導入の有無など方針が二転三転しており、「来年度の仕組みがどうなるか分からないので、浪人はしたくない」と言う。感染で受験できなくなる事態は何としても避けたい考えだ。

 苫小牧市内の予備校も、コロナ禍での共通テストに備え対策を講じてきた。大学受験生26人が通う「トランスクール」駅北口校(木場町)は昨年春から、ビデオ会議システム「ズーム」を活用し、生徒が自宅で生配信の講義を見られるようにしている。体調不良になったり、塾に行くのをためらったりする生徒に配慮した形だ。

 入室時には職員が生徒の検温を行い、アルコール消毒を促している。講師の山田真道さん(41)は「日ごろから体調管理を呼び掛けてきた。当日も体調を整えて試験に挑んでもらいたい」と受験生にエールを送っている。

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