胆振東部地震で大きな被害を受けた安平町で、自宅が損壊して仮設住宅(みなし仮設住宅、モバイルハウスなどを含む)で暮らしていた全ての入居者が、昨年末までに新たな住宅への住み替えを済ませたことが分かった。
町内ではプレハブ型の応急仮設住宅入居者が昨年11月21日までに全世帯で住み替えを完了していた。さらに11月末時点でモバイルハウスに6世帯19人、町内外のみなし仮設住宅に4世帯4人が残っていたが、昨年末までに新居に引っ越し。福祉仮設住宅に入居していた23人も移転改築した特別養護老人ホームでの生活をスタートさせている。
町は「生活拠点として住み替えは終わったが、引き続き保健師が巡回するなど、心のケアは行っていきたい」と話している。
町によると、2018年9月の発災を受けて、知人宅等への一時避難も含めて最大141世帯(福祉施設を除く)が仮設住宅に入居した。主なところで31世帯が町で整備した公営住宅や地域優良賃貸住宅、ペット飼育用住宅へ移り、29世帯が公営住宅に引き続き入居。16世帯が町内で新築した。一方、27世帯が町外へ転居している。

















