厚真町は新型コロナウイルス感染症対策の一環として、福祉や介護、保育に関わる町内5施設の職員計249人に対し、14日までにPCR検査を行い、全員が陰性だったと明らかにした。15日の町議会臨時会で宮坂尚市朗町長が行政報告した。
道内の介護事業所や保育園などでクラスター(感染者集団)が発生している状況を踏まえ、重症化の恐れが高い高齢者や障害者、園児の感染リスクを低減するため実施。北海道厚真福祉会▽町社会福祉協議会▽ゆうあいネットあつま▽こども園つみき▽宮の森こども園―の5施設に勤務する職員計249人を対象に6、7、12日の日程(1人のみ14日)で集中的に検査し、全員の陰性を確認した。
町住民課は「各地で無症状の感染者も見られる。検査で全員が陰性だったことは(施設)利用者の安心につながるのでは」と話していた。
検査委託料などを含む約370万円の費用は、町の一般財源で負担。事業費を追加した2020年度一般会計補正予算を専決処分し、町議会の承認を受けた。

















