帝国データバンク札幌支店は15日、2020年道内メインバンク調査結果を発表した。道内企業がメインバンクと認識している金融機関を調べたもので、北洋銀行が2万4250社、全体の35・21%のシェアで09年の調査開始以来、12年連続でトップとなった。一方、苫小牧信金が9位に入るなど道内の信用金庫も7行がトップ10入りした。
トップの北洋銀は、前年に比べ社数で269社、シェアで0・03ポイント減少した。2位には前年比135社減少したものの1万305社で、北海道銀行(シェア14・96%)が入った。これに48社減の4341社で、北海道信金(同6・30%)が続き、トップ3の順位は前年と同じ。苫小牧信金は30社減少したものの1541社、2・24%のシェアで前年同様9位に入った。
主要7業種別でも、全業種で1位・北洋銀、2位・道銀、3位・北海道信金の順。北洋銀のシェアで最も高かったのはサービスで39・7%と4割近くを占めた。苫小牧信金は運輸・通信で6位、建設と不動産で7位に入っている。
融資先の売り上げ規模別では、いずれも1位が北洋銀、2位が道銀。北洋銀のシェアが最も高いのは「10億円以上50億円未満」で39・97%。売り上げ規模が大きくなるほど道外の金融機関のシェア率も上昇。「50億円以上」では、みずほ、三菱UFJ、三井住友のメガバンク3行など道外5行がトップ10入りした。
業態別のシェアでは、「信用金庫」が35・91%と最も高く、これに「第二地方銀行」(35・22%)が小差で続いた。
同支店では「北洋銀と道銀を合わせたシェアが5割を超える一方、地域密着型の信用金庫と信用組合を合わせたシェアも4割近くに達してメインバンク獲得競争は激しさを増している」と分析。コロナ対応融資で地域密着型の金融機関の存在感がより高まっていることも挙げ、今後は「金利競争にとどまらず、魅力度を高めた金融機関が、さまざまな課題を持つ企業から幅広い支持を得るだろう」と指摘している。
調査は、昨年10月末時点の同支店の企業概要ファイルに登録している道内企業6万8874社を対象に集計、分析した。
















