苫小牧市医師会(沖一郎会長)が運営する苫小牧看護専門学校(住吉町)と、王子総合病院付属看護専門学校(表町)は18日、市医師会館で記者会見を開き、2024年4月に両校を統合すると正式に発表した。苫小牧看護学校の岩井和浩校長は「今後の医療需要や社会情勢に対応していくため、教育体制の効率化が必要という考えが一致した。地域の理解を得ながら滞りなく進めていきたい」と語った。
両看護学校の受験者は近年、少子化や札幌市などへの人材流出を背景に減少。地域に必要な看護師の確保や養成の効率化を図るべきという統合の必要性を確認した。王子看護学校校舎の老朽化も理由の一つに挙げた。
王子看護学校の大岩均校長は「一時300人以上いた受験者が近年は100人を切るようになった」とし、「70年以上にわたって看護体制を支えてきた学校がなくなるのは残念だが、少子化で今後ますます人口減少が進み、受験者が減る。教員の確保も難しくなってきている」と説明した。
統合後は校舎と校名を苫小牧看護専門学校に一本化し、総定員は80人を維持する。22年4月から定数増・2クラスで運営を進め、24年度に完了させる。
沖会長は両校が過去5年間、国家試験合格率100%を達成していることを踏まえ「歴史を継承しつつ、新たな一歩を踏み出す。東胆振をはじめ、他地域の看護士を目指す子どもたちから安心して選ばれるよう、医師会も全面的に協力していきたい」と述べた。
















