苫小牧市内で朗読活動をしている「朗読セゾン・花音の会」は16日、苫小牧市立中央図書館で宮沢賢治の童話4作品を読む「花音冬の朗読会」を開いた。市民約10人が来場し、効果音の付いたプロジェクター投影などを見ながら文学作品を堪能した。
同会は同館や市内のコミュニティセンターで大人向けの朗読会を開いている。今回はコロナ禍の中、市民にほっこりした気分になってもらいたいと企画。同会の代表、石山ひろ子さんら会員5人が朗読を担当した。
宮沢賢治の「ざしき童子の話」「とっこべとら子」を紙芝居で、「やまなし」を絵本で披露した。
真冬の列車内での出来事を描いた「氷河鼠の毛皮」は、絵本の挿絵をプロジェクターで投影しながら朗読。場面に合わせて吹雪や蒸気機関車の効果音を流す演出も行った。感情のこもった読み手の朗読と相まって、会場には臨場感が漂い、来場者は作品の世界に浸っていた。
大成町から訪れた女性(66)は「挿絵を投影する朗読会は初めての経験で、迫力があって良かった」と満足した様子で話していた。
















