厚真スピードスケート少年団 3選手全道大会で健闘

厚真スピードスケート少年団 3選手全道大会で健闘
全道大会で好成績を収めた厚真スピードスケート少年団の左から尾谷さん、大捕さん、北島さん

 厚真スピードスケート少年団に所属する小中学生3人が16、17の両日、釧路市阿寒町の阿寒湖畔スケートリンクで開かれた第43回北海道スポーツ少年団スピードスケート大会で好成績を収めた。大捕瑚々奈さん(12)=上厚真小6年=が小学6年女子500、同1000メートルの2種目で2位。北島未聖さん(12)=同=が同1500メートルで2位、同1000メートルで5位に入り、尾谷駿文さん(14)=厚真中3年=が中学男子3000メートルで3位、同1500メートルで5位と健闘した。

 今大会は新型コロナウイルス感染症対策で予選のレースは行わず、決勝1本のみの滑走。学年、種目ごとに順位を競った。

 大捕さんは500メートル48秒66、1000メートル1分43秒32でいずれも2位に入り、順位としては「よかった」としながらも、自己ベストには及ばず悔しさをのぞかせた。出場を予定していた全日本ノービススピードスケート競技会が新型コロナの影響で中止となったのは残念としながら、「500メートルでは45秒台、1000メートルでは1分37~38秒台を目指したい」と大幅な記録更新を目標に掲げる。

 北島さんは2分37秒75で2位に入った1500メートルでB級バッジの基準をクリアした。ただ、1000メートルではわずかに届かず、「今年中には取る。1分40秒を切りたい」と希望を語った。

 中学生の尾谷さんもレース全体を振り返り、「メダルを取れたのはよかったが、全体的にタイムは遅かった」と納得していない様子。年明けの全道中学の男子3000メートルで6位に入り、全国中学での上位入賞を目指していたが、新型コロナの影響で大会の中止が決まった。歯がゆい思いはあるが、「残りのシーズン、一つ一つの大会を大事にし、自己ベストを取れるようにしたい」と懸命に気持ちを切り替える。高校進学後もスケートは続けるつもりで、「1年生からインターハイに出て入賞できるように頑張りたい」と前を向いた。

 長橋政徳監督(72)は「暴風雪や暖気もあって記録としては伸びていないが、コロナ禍の中で練習を続けてきてそれぞれメダルにつなげられてよかった」と3選手の奮闘をねぎらった。

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