厚南中3年生 町長と未来語る座談会 地元食材活用の飲食店提案 厚真

厚南中3年生 町長と未来語る座談会 地元食材活用の飲食店提案 厚真
宮坂町長を交えて行われた厚真の未来を語る座談会

 厚真町の厚南中学校(石田憲一校長)は22日、ふるさと教育の一環として「厚真の未来を語る座談会」を開いた。3年生が今夏から取り組んできた一連の授業の成果を地元の行政や事業者らに発表したほか、町の発展に向けて提言した。

 同校では3年生13人が、三つのグループに分かれて町内の農家の協力を得ながら取材活動を実施。仕事の様子や生産者の思い、町の魅力などを4~7分ほどの動画にまとめて編集し、その内容を昨年末からインターネット動画で配信した。

 発表では、取材を通じてそれぞれが感じた生産者のこだわりや町の魅力などを報告。それらを踏まえ、コンビニエンスストアや地元食材のみを活用したオリジナル飲食店、動物に触れ合える施設の設置―など、今後期待する取り組みや展望を宮坂尚市朗町長や撮影に協力した町内の事業者に提案した。

 宮坂町長は「皆さんの意見や考えが将来、厚真町が発展するための一つのカギになる」とした上で、生徒一人ひとりの意見に対応した。渡辺悠良さん(15)は「町長さんも来て、話を参考にしてくれた。動画作りは難しかったが、しっかりと協力し、良いものができた」と一連の取り組みを振り返り、「厚真町の食文化やスポーツ、イベントなどを全国に知れ渡るようにしていけたら、今よりもっと良くなると思う。このプログラムがいい方向に向かえば」と今後に期待していた。

 生徒が作成したものは、動画投稿サイトのユーチューブチャンネル「Konan―Tube」で閲覧できる。

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