維新 候補擁立へ意欲 自民党山口 選対委員長 不戦敗の経緯説明 衆院道2区補選 立憲、共産は候補一本化へ

維新 候補擁立へ意欲 自民党山口 選対委員長 不戦敗の経緯説明 衆院道2区補選 立憲、共産は候補一本化へ
「選挙には選択肢が必要」と述べ、維新からの候補擁立へ意欲を示した鈴木代表=23日午後、札幌プリンスホテル

 収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農水相の議員辞職に伴う衆院道2区(札幌市東区・北区の一部)の補欠選挙(4月13日告示、25日投開票)に向けて23日、札幌市内で保守勢力が動きを活発化させた。日本維新の会道総支部の鈴木宗男代表(参院議員)は会合で「無風はあってはならない。健全保守の中から候補を出すのが、選挙民に対する責任だ」と述べて独自候補擁立に意欲を示し、3月上旬までに結論を出す考えを明らかにした。一方、補選の候補擁立を見送った自民党は山口泰明選対委員長が来道し、道連や地元2区支部役員に経緯を説明。今秋までに行われる総選挙では、党として2区から候補を擁立する方針も表明した。

 鈴木代表は市内のホテルで開いた支持者が出席した会合で、立憲民主党と共産党が2区補選で候補一本化へ調整を進めていることについて、「まさに野合的な話だ」と批判。自民の候補擁立見送りには「一つの大きな勇気ある決断」と述べた。「選挙はさまざまな選択肢を与えることで重みや価値が出てくる」と述べ、維新として候補擁立に向け、「戦術、戦略を練っていきたい」と説明。結論を出す時期は、告示日から逆算して「小選挙区の場合は1カ月もあれば十分間に合う」と3月上旬をタイムリミットとする考えを示した。

 終了後、鈴木代表は記者団の取材に応じ、「保守の訴えをする候補者がいないのは、選挙民に対して失礼だ」と述べ、維新以外で保守系候補が出馬した場合は「国政を託せる人であれば協力もやぶさかではない」と柔軟な姿勢で臨む姿勢も強調。「私の頭には何人か候補がいる」とし、「日本の衆院議員は女性がまだ1割で圧倒的に少ない。できるなら女性の方がいいのではと思っている」と語った。

 一方、自民の山口選対委員長は、市内のホテルで道連と2区支部役員との会合に出席。選対委員長代理だった吉川氏の辞職に伴う補選を「不戦敗」とした経緯について、「襟を正し、有権者の信頼回復を最優先にすべきだと考えた。悩みに悩み、断腸の思いだった」と説明し、陳謝した。また、10月までに行われる総選挙での2区の対応に関しては、党として候補を擁立する考えも示し、地元へ結束を呼び掛けた。

 2区補選には、立憲が松木謙公前衆院議員(61)、共産が平岡大介元札幌市議(31)の擁立を発表し、現在両党が野党共闘を目指して候補一本化の作業を進めている。高知県中土佐町の政治団体代表、小田々豊氏(65)も出馬の意向を表明している。

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