「命と平和の鐘」設置目指す 苫小牧で準備会が発足、オリジナルソングのアイデア募集

市役所庁舎に掲げられた懸垂幕の前で活動への思いを語る、設置準備会の榎戸さん(左)と石塚さん

 恒久平和の尊さを次世代につなげるシンボル「命と平和の鐘」の設置を目指す、市民団体「ぴーすぷろじぇくと苫小牧」が今月、苫小牧市内で設置準備会を立ち上げた。市が道内で唯一の非核平和都市条例を施行してから20年目となる2022年中の実現を目指す。鐘の設置に向けた署名活動への協力呼び掛けとともに、オリジナルソングのアイデア募集を通じ、多くの市民に平和への思いを伝えていく考えだ。

 命と平和の大切さを訴える「ぴーすぷろじぇくと苫小牧」が昨年、戦後75年の節目に合わせて発案した。これまで鐘のデザイン案などを市民から募集。本格的な活動に向け、年明けに同団体メンバーと賛同した市民の約10人による設置準備会を立ち上げた。市内在住で釧路公立大学の名誉教授、森山弘毅さんが代表を務めている。

 同準備会は、道内自治体で唯一、苫小牧市が非核平和都市条例を制定していることを踏まえ、「鐘」をその象徴に位置付けたい考え。設置場所も市民の目に触れやすい公園など公共の場を想定している。実現に向けて市民や企業・団体などへ署名活動を行っており、年内に市へ請願書を提出する考えで「市と市民協働のプロジェクトとしたい」と話す。

 さらに鐘のオリジナルソング制作も目指している。準備会側が用意した詩のイメージ原案に沿って市民から歌詞とメロディーのアイデアを募集中で、「ジャンルは問わない。歌詞の内容も原案の改編や加筆は自由」という。完成したオリジナルソングは署名活動などに活用する考えだ。

 設置準備会メンバーの一人で、ぴーすぷろじぇくと苫小牧の共同代表を務める石塚茂子さんは、核兵器廃絶を目指す条約が22日に世界51カ国・地域で発効されたことを挙げ、「被爆者の願いが結実した今こそ、苫小牧市民が平和への願いを一つにして発信するきっかけにしたい」と話す。

 署名活動やオリジナルソングに関する問い合わせは設置準備会の榎戸さん 電話0144(35)0234。石塚さん 電話0144(34)0360。

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