東京商工リサーチ北海道支社は、2020年(1~12月)の道内休廃業・解散企業動向調査結果を発表した。コロナ禍で休廃業・解散した企業は2225件(前年比6件増)となり、過去最少だった20年の倒産件数(175件)の12・7倍に上った。
コロナ禍で政府や自治体、金融機関の経済支援策が奏功し、20年の企業倒産は抑制されて過去最少。これに対し、休廃業・解散は2年ぶりに増加に転じ、過去10年間では3番目に多い件数で、12・7倍は最も大きい数値となった。
休廃業・解散企業の産業別では飲食業、宿泊業などを含む「サービス業・他」が716件と全体の3割強を占めて最多。これに建設業(443件)、小売業(359件)と続いた。
代表者の年齢別では、70代が355件で最も多く、以下、60代(233件)、80代以上(168件)の順。50代の休廃業・解散も97件あった。半数以上(1318件)が年齢不明となっている。
業歴別の構成比では、「10年以上20年未満」が20・7%で最多。休廃業・解散する直前期の決算では、企業の64・7%が黒字だった。
休廃業・解散した企業の従業員数(判明分)は、6721人(前年比11・8%増)。同支社では「事業譲渡に伴う休廃業・解散もあり、全ての従業員が失業したわけではないが、6000人以上が勤務先の変更や離職を余儀なくされたことになる」と説明している。
都道府県別の休廃業・解散件数では、北海道が東京、大阪、神奈川、愛知に次いで5番目の多さとなった。
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一方、帝国データバンク札幌支店の調査では、20年の道内休廃業・解散件数は前年比7%減の2155件。倒産件数に比べ12・5倍となった。これにより消失した雇用は、延べ3509人(正規雇用)と発表した。
















