もうすぐ節分―。今年は地球が太陽を回る周期(公転)とうるう年の調整で暦がずれ、124年ぶりに2月2日となるが、苫小牧市内のスーパーや菓子店では特設コーナーを設けたり、季節限定商品を用意したりと準備は万端。一方、樽前山神社は新型コロナウイルスの影響で「福豆撒(ま)き神事」を中止する。今年はコロナ収束の願いも込められた普段と様相の異なる節分になりそうだ。
スーパーは「売り上げ例年通り」
市内三光町のコープさっぽろステイ店では、店舗入り口付近に豆菓子を約30種類並べた特設コーナーを展開中。落花生や大豆など豆まきにも使われる商品をはじめ、袋に小分けされたアソート菓子などが並び、買い物客の反応も上々という。國井晃店長(59)は「売り上げはほぼ例年並み」としており、毎年人気の恵方巻きは感染対策の一環で一人用の個包装に力を入れる計画だ。
昨年12月に開店した六花亭の苫小牧しらかば店(しらかば町)やイオン苫小牧店(柳町)は「恵方巻き」に見立てたスイーツを販売する。直径約5センチ、長さ12センチのロールケーキ(税込み400円)で、イチゴとバナナの2種類を用意。2月1日まで事前予約を受け付け、当日も数量限定で販売する予定。六花亭製菓文化広報部の担当者によると、今年で14年目を迎える季節限定商品だが、全道の予約状況は好調という。
樽前山神社の豆まきは関係者のみ
市内高丘の樽前山神社は、新型コロナ感染拡大防止の観点から「福豆撒き神事」の中止を決めた。例年は数百人の市民が集まり、年男と年女らが壇上から豆をまいていたが、密を招くため今年は取りやめる。禰宜(ねぎ)の鎌田孝幸さん(50)は「厄払いの神事は大切なので、年男と年女による豆まきは関係者のみで行う」としており、見学を控えるよう協力を呼び掛けている。
市民は「コロナ退散」願う
コロナで日常生活が制限されている市民にとっては、例年以上に力が入りそうだ。
市内春日町の公務員、塚本洋平さん(41)はいつものように妻と子ども2人の家族4人で豆まきを楽しむ計画といい、「コロナが無くなってほしいという気持ちを込めて、思い切り豆をまきたい」と明るく話していた。



















