「目をそらさず、笑顔で」 外国人観光客おもてなしセミナー 安平

「目をそらさず、笑顔で」 外国人観光客おもてなしセミナー 安平
外国人観光客のおもてなしについてアドバイスする佐藤さん

 胆振総合振興局は28日、安平町追分公民館で「外国人観光客おもてなしセミナー」を開いた。J&Jヒューマンソリューションズのツアーコンダクター佐藤好美さんを講師に招き、訪日した外国人観光客に対する対応法などを学んだ。

 同セミナーは、公益社団法人北海道観光振興機構(札幌市)によるインバウンド対応観光ルート創出事業。安平町は2019年4月に道の駅「あびらD51ステーション」がオープンし、新型コロナウイルス感染拡大が終息した際には、多くの外国人観光客が来町することが予想される。

 佐藤さんは添乗員として外国人観光客と接した経験を踏まえ、四季のない地域から来日した人の感覚や温泉マナーなど「日本では当たり前のことでも、意外と通じない。一から説明しないといけない」と指摘。宗教や文化の違いにより食べてはいけない物などは「知識として知っておいた方がいい」とアドバイスした。声を掛けられた時には「目をそらさずに」「笑顔で」を心掛け、▽日本語のあいさつも異文化体験▽言葉だけではなくボディーランゲージも活用を―などと呼び掛けた。

 また「時には相手のやりたいようにさせてみると、新しい発見・気付きがある。自分が海外旅行に行った気持ちになって、相手のことを考えてみて」と助言。あいさつや自己紹介、簡単な受け答えなど一通りの英会話も紹介した。

 同振興局は、17年度から同事業の対象地域として選定を受けており、今年度は白老町や伊達市でもセミナーを開催している。

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