温かい声掛けで安心感 ゲートキーパー養成講座-苫小牧市

温かい声掛けで安心感 ゲートキーパー養成講座-苫小牧市
オンラインを取り入れた企業向けのゲートキーパー養成講座

 苫小牧市は26日、悩んでいる人に気付き、必要な支援につなげる「ゲートキーパー」の企業向け養成講座を市職員会館で開いた。10社が参加し、職場のコミュニケーションの重要性について学んだ。

 昨年に続き2回目の開催。感染症拡大防止のため、リモートで8社、会場で2社の従業員が受講した。

 講師は市内若草町の北海道メンタルケアセンターの臨床心理士、佐藤晋裕さん。ストレスのメカニズムや職場での相談の受け方について、チャットや共有の投票システムを取り入れ、受講者の意見を聞きながら伝えた。

 心の病気については「伝染病ではないが、1人の発症は多数の予備軍が存在する可能性を示唆している」と強調。精神的な不調を感じた場合は、脳を休ませる必要性を説き「服薬や行動の改善など、早めに対処すれば良くなっていく」と解説した。

 国内の2019年の自殺者は1日平均55人で、背景にはさまざまな要因があることを紹介。「悩みや不安を抱える人が他人に話すことは望ましい行動」とした上で「悩んでいる人は自分から話せない状態であることが多いので、温かい声掛けをして安心感を与えて」と呼び掛けた。

 受講者が「従業員のストレスを把握しにくく、改善方法はないか」と質問すると、「様子の違いに気付きやすくなるよう、管理職が普段からコミュニケーションを取りやすい雰囲気づくりをすることが大切」と助言。講演後には、コロナ禍でマスクを着用しているために表情やしぐさから不調が見えにくい場合は「声の質やトーンにも気を使ってみるといい」と話していた。

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