鈴木直道知事は29日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染者が道内で初めて確認されて28日で丸1年となったことについて「まだ全く終わっていない」と強調し、「冷静さをしっかり持ちながら、皆さんに説明責任を果たしていく。道民との信頼関係が、この問題の難しさだ」と指摘。「まずは自分自身がこの問題に真摯(しんし)に向き合い、皆さんに心からお願いして、協力を頂くということに努めてきた」と振り返った。
昨年2月28日に特措法ではなく、道独自で「緊急事態宣言」を発出したことについては「国内で先行事例がなく、海外でもそうした状況が乏しい中で、北海道が先陣を切る形での判断となった」と説明。「見えない敵と闘う中で、接触の機会を減らすということで緊急事態宣言を出したことは、大きな方向性としては間違いではなかったと思う」との認識を示した。
ただ、その後、さまざまな指摘が出たことに関しては「真摯に受け止め、反省すべきは反省し、対策に生かしていくという観点で、その後も臨んだ」と心境を吐露した。
さらに知事は、現在も続く感染拡大の「第3波」に関しても「また北海道が先行して拡大した」とし、「われわれは全国の他の地域と比べた時に、2度も先行して対策を講じざるを得ない状況になった」と強調。「本当に分からないことがいっぱいある。皆さんの知恵や知識を頂きながら、その時におけるベストな判断をしていかなければならない」と述べ、コロナとの闘い2年目へ向けた姿勢を示した。
また、知事は、現在の感染状況について、飲食の場面でのクラスター(感染者集団)が昨年12月(7件)に比べ、1月は2倍(14件)に増加していることを説明。(1)知人同士の会合(参加者9人のうち高齢者6人が感染)(2)自宅での会合(参加者18人のうち若い世代6人が感染)(3)仕事関係者の集まり(参加者38人のうち12人が感染)(4)大人数のパーティー(参加者80人のうち38人が感染)―の四つの事例を紹介。2月15日までの道の「集中対策期間」中、「できる限り同居していない方との飲食は控える」よう改めて道民に求めた。
















