白老町教育委員会は、2021年度から28年度までを期間とした第3次社会教育中期計画案を取りまとめた。青少年・高齢者教育や芸術文化活動の推進など11項目の施策の柱を掲げ、町民の生涯にわたる学習意欲を後押しする。
第3次は、16年度スタートの第2次に続く新たな計画として策定する、基本方針は「生涯を通じて自ら学び続ける人の多様な学びを推進する」を掲げ、▽主体的な学びへのきっかけづくり▽学びや活動を通したつながりづくり▽郷土を愛し次代を担う人材の養成▽学びやつながりづくりの拠点となる環境の整備―を重点目標とした。
施策の柱として青少年教育、成人教育、高齢者教育、社会教育施設・スポーツ施設の整備活用、社会教育活動、芸術文化活動、文化財の保存活用、読書活動、スポーツ・健康増進活動、青少年の健全育成、地域連携の教育活動―の11項目を設定した。
これに基づく具体的な推進施策として、地域の豊かな自然や歴史などを生かした体験イベントの実施、多様な公民館講座の充実、高齢者の知識を生かした事業の推進、社会教育・スポーツ施設の計画的修繕、芸術鑑賞事業の推進、地域スポーツ活動や健康増進・レクリエーション機会の充実―といった方向性を示した。
町教委は今後、パブリックコメント(意見公募)を経て第3次計画を策定し、「多様なニーズに対応した学習環境の充実を図りたい」としている。

















