スケトウダラ資源調査 道総研 水産試験場 回復に期待

スケトウダラ資源調査 道総研 水産試験場 回復に期待

 道立総合研究機構函館水産試験場は、1月18~21日に道南太平洋海域(胆振―渡島)で実施したスケトウダラ資源調査の結果をまとめた。不漁傾向が著しくなった2014年度以降では、魚群反応は最も高い値を示したといい、同水試は「今後2、3年は資源回復が期待できる」としている。

 20年度3回目の産卵来遊群分布調査。同水試の調査船「金星丸」が道南太平洋の沖合、水深50~500メートル海域を調べた。海底に超音波を発射して魚群の反応量を記録し、水深300メートル海域ではトロール網で魚を取り、体長や卵の入り具合を確認した。

 同水試によると、1マイル(約1・6キロ)平方当たりの魚群反応は14年度以降で最も高く、前年同期と比べても約3倍。水深250~350メートル海域で反応が比較的強かった。特に登別沖、むかわ沖で反応が見られたという。

 トロール網では体長40センチ前後、16年度生まれの4歳魚が主に取れた。雌の約3割、雄の約5割が未成魚で、成魚も産卵前が中心。ただ、この時期は刺し網漁のピークで、漁場よりも沖合で調査したため、漁場ではもう少し成熟が進んでいる可能性があるという。

 同水試は「近年にはない魚群分布。広い範囲で観察された」と説明し「漁の中心になる、成熟した4歳が多く、資源回復が期待できる」としている。

 調査結果は同水試ホームページで公表する予定。

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