白老町の商業者とアイヌ工芸作家によるアイヌ文様デザインのコラボ商品がお目見えし、白老駅北の観光インフォメーションセンターなどで販売されている。
「アイヌ文様Tシャツ」は、工芸品卸・販売業・高橋工芸社(高橋二郎社長)と、アイヌ工芸サークル・テケカラペ代表の山崎シマ子さんのコラボ商品。同社が企画・販売し、山崎さんのアイヌ文様デザインを採用した商品は、Tシャツに文様を立体プリントしたもの。Tシャツの表や裏、袖に文様を施した7点プリント(税込み5390円)と、袖のプリントを除いた3点プリント(同3800円)があり、高橋社長は「文様を豪華に取り入れた商品。観光などで来町する人たちにアイヌ文化をアピールしたい」と言う。
「アイヌ文様風呂敷」は、田辺米穀店(田辺真樹代表)と伝統工芸作家・河岸麗子さんのコラボ商品。92センチ四方の綿製で、アイヌ文様を取り入れた河岸さんのデザインを採用。色はえんじと紺を用意し、価格は税込み3630円。
同店の田辺代表は「日本伝統の風呂敷とアイヌ文化をコラボさせた商品を通じ、白老町が掲げる多文化共生を発信できれば」と話している。

















