市内の除雪状況に苦情100件超 市、天候変化の判断難しく

市内の除雪状況に苦情100件超 市、天候変化の判断難しく
1日午後の駅前本通。車が雪を跳ね上げて走っていたが、同日夜の雨でみぞれ状になった

 「道路がザクザクで歩けない」―。苫小牧市内は2日、積雪後に降った雨の影響で道路の雪がみぞれ状になり、市道路管理事務所に「除雪の対応が遅い」などの苦情が急増した。市内では先月29日以降に10センチ以上の雪が積もったが、市がその後の気温上昇で溶けることを見込んで除雪範囲を一部地域に限ったことが裏目に出た格好。その後、除雪エリアは拡大しているが、この数日は寒暖差が大きいこともあり、市担当者も「どの時点で除雪をするか、という判断は本当に悩ましい」と難しさを訴えている。

 市道路維持課によると、1月29日から数日降った雪は市が除雪の出動基準としている約10センチを超えていた。ただ、湿り気があり圧雪になりやすいことで「車両通行などに支障はないと判断した」として除雪エリアを市内東部の一部に限定。スリップ危険箇所に凍結防止剤を散布する対応にとどめていた。

 その後、1日夜に雨が降り、朝方にかけて気温が下がったことで除雪をしていない地域の道路が部分凍結やみぞれ状に変化。市道路事務所は市内の巡回状況などを踏まえ、同日夜から市内東部などで除雪作業を始めていたが、歩道も歩きにくくなったため、市民からは2日だけで100件以上の苦情が寄せられたという。

 市内旭町では2日午後、みぞれ状の歩道を歩いていた80代女性が「道の状態が悪く転びそうで本当に怖い。除雪をした後の車道の方が歩きやすいほど」と不満を訴えていた。3日朝は氷点下10度まで冷え込み、みぞれが凍ってさらに歩きにくい状態の場所もあった。

 市は今後も気象予報などを参考に除雪対応を進める方針だが、「今回のことは教訓にしないといけない。天候の変化は読み取るのが難しいが、その都度状況を見ながら丁寧に対応していく」と話している。

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