苫小牧市と青森県八戸市は2日、2018年に締結した交流連携協定(愛称・はちとまネットワーク)に基づく会議を、それぞれの役所から初めてウェブ上で開催した。新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、21年度も両市の情報発信に力を入れ、多彩な分野で協力関係を推進させる方針を改めて確認した。
毎年1回の同会議は昨夏、苫小牧市側が八戸市を訪れて開く予定だったが、新型コロナの感染拡大で見送り、今回のウェブ形式となった。
同日は両市長も出席。21年度は、これまでの観光、物流・貿易、スポーツ、文化など各連携事業を継続した上で、新規事業として、フェリー利用客向けに作った観光パンフレット(日本語版1万部、英語版5000部)を配る他、両市の旅行を想定したPR動画を制作し、ネット配信に挑戦することを決めた。
また、今年秋に八戸市に新美術館が開館するのを見据え、両市の美術館同士の交流強化、苫小牧―八戸のフェリー航路の活性化策や海外ポートセールスの連携の検討も進めるとした。
八戸市の小林眞市長は、年内に全線開通予定の「三陸沿岸道路」(八戸市―仙台市)もアピールし「コロナ収束後の両市のさらなる発展につなげる好機と捉え、交流人口、物流の拡大につなげたい」と強調。苫小牧市の岩倉博文市長もコロナ対策の徹底を意識し、「地に足の付いた連携事業に取り組んでいきたい」と誓った。
同協定は1973年に開設した両市間を結ぶ定期旅客フェリー航路のつながりを踏まえて締結。2021年度の会議は、八戸市で開催することも決めた。
















