来月から太陽光発電稼働 CO2排出量削減に力  工場敷地内で全量買い取り トヨタ北海道

来月から太陽光発電稼働 CO2排出量削減に力 
工場敷地内で全量買い取り トヨタ北海道

 苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)で3月から、太陽光発電が始まる。太陽光発電の事業者(非公表)が運転、管理し、トヨタ北海道は発電全量を買い取って工場で使い、二酸化炭素(CO2)の排出量削減につなげる。同社は2050年のCO2排出ゼロを目指す中、「当初計画以上にCO2削減が順調に進む」としている。

 同社敷地内の北側の約3・2ヘクタールを太陽光発電事業者に無償貸与。同事業者が昨年6月から、発電設備の設置工事を進めてきた。ソーラーパネル5920枚を南向きに並べ、能力は最大2メガワット時。年間2454メガワット時の発電で、工場で使う電気使用量の1・5%を賄う計算だ。

 太陽光発電事業の目的は、CO2排出量の削減。菅政権が50年の「脱炭素社会の実現」を掲げる中、トヨタ自動車も当初から同年のCO2排出ゼロを目指してきた。トヨタ北海道のCO2排出量は、06年度の13万4000トンがピーク。同年度に天然ガス燃料の熱電供給、ガスエンジンコージェネレーションを導入するなどCO2排出削減に力を入れ、19年度は約8万8000トンまで減らした。

 同社は「敷地内に発電設備を置いてもらい、全量買い取るのは珍しい取り組み」と話す。当面の目標として30年度までの35%カット実現を掲げ、生産ライン改善による稼働率向上、工場から出る排熱の有効利用などに力を入れてきたが「太陽光発電はCO2削減面では、ガスコージェネ導入以来の大きな取り組み」と強調。「導入されれば17~18%カットと計画以上に削減が進む」と期待している。

 太陽光発電は3月1日の稼働開始を予定している。

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