苫小牧公共職業安定所は、管内(東胆振1市4町と日高町、平取町)の2020年高年齢者雇用状況と障害者雇用状況(いずれも昨年6月1日現在)をまとめた。
高年齢者雇用は、管内の従業員31人以上の企業253社を調査。70歳以上でも働ける社内制度がある企業は前年比3・4ポイント増の32・8%(83社)となり、高齢従業員の雇用延長が進んでいる。
定年制廃止や定年引き上げなどの雇用確保措置を導入している企業は、前年に引き続き100%。大半は継続雇用制度の導入で、定年が「65歳」は16・2%(41社)、「66~69歳」は0・4%(1社)、「70歳以上」は1・2%(3社)。定年制を「廃止」した企業は2・4%(6社)だった。
国は高年齢者雇用安定法で、65歳までの安定した雇用を企業に義務付けており、毎年6月に状況報告を求めている。
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障害者雇用状況は、従業員50人以上の民間企業149社を調査した。法定雇用率2・2%を達成しているのは76社で、前年比0・4ポイント減の51%にとどまった。半数近くが法定雇用率に達しておらず、苫職安は「指導を強化し、求人の開拓や障害者の雇い入れ支援を進めたい」としている。
調査対象企業全体の障害者実雇用率は同0・08ポイント増の2・12%で、人数は計476人。道内平均の2・35%、全国平均の2・15%を下回った。
苫職安の担当者は「大手企業では雇用が進む一方、地元の中小事業所では労災発生への懸念から敬遠する傾向もみられる」と指摘。福祉施設や支援機関などと連携して就労支援を拡充したり、ジョブコーチなどを活用した職場適応を促進するなどして法定雇用率に達していない企業の支援に努める。
一方、管内7市町の市役所、町役場と教育委員会の実雇用率は同0・11ポイント減の2・16%。地方公共団体の法定雇用率2・5%を達成しているのは同12・5ポイント減の62・5%だった。
















