安平町追分豊栄の安平山スキー場が6日、ようやく今季の営業を開始した。昨年より10日ほど遅く、過去20年で最も遅い2月のオープンとなったが、この日を待ちわびたスキーヤーたちが銀世界のゲレンデで滑りを楽しんだ。
同スキー場は今年、昨季にも増して雪不足に見舞われ、大幅にオープンが遅れた。担当者によると、雪が降っても気温の上昇や降雨で何度も解け、積雪は6日早朝時点で35センチ程度。何とかオープンにこぎ着けたが、「雪がもう少し降ってくれないと。継続して開けられるか不安な状況」と漏らす。ナイター営業(午後4~9時)も当面の間は見合わせる。
とはいえコース内は町内や近郊からの多くの来場者でにぎわった。苫小牧市内から親子で訪れた男性(38)は「思っていたよりも雪があったのでよかった。気温が高いのは残念だったが、滑りやすかった」と話した。
営業時間は午前9時から午後6時まで。リフトは1回130円(中学生以下は70円)で、お得な回数券(11回)や日中券(午前9時~午後6時)、ナイター券(午後4~9時)、シーズン券などを販売。スキー、スノーボードの板やブーツのレンタルもある。休憩所に消毒液を設置しているほか、定期的な換気など新型コロナウイルス感染症対策を徹底している。
営業は3月15日までを予定。問い合わせは同スキー場 電話0145(25)2514。

















