苫小牧市議会は、定例会の話題を中心に紹介してきた広報紙「市議会だより」の最終号の第32号を9日付で発行した。定例会終了ごとに全戸配布してきたが、今後は市議会公式ホームページ(HP)やインターネット交流サイト(SNS)による情報発信を強化し、「開かれた議会」の実現を目指す。
最終号はA4判、全12ページ。表紙には、プレ発行号や創刊号を含め過去22号分の表紙をずらりと掲載し、「市議会だよりは、新たなスタイルで、皆さまに情報発信を続けてまいります」と一文を添えた。
内容は昨年11月臨時会、同12月定例会、今年1月臨時会の審議内容を中心に構成。賛否が分かれた議案、陳情について会派別の採決結果や、会派ごとに一般質問などのやりとりを紹介した他、議会改革の協議内容を示す欄も設けた。
最終ページには今後の情報発信方法も説明。定例会や臨時会の終了後2週間以内に報告書を作成し、議会改革の進捗(しんちょく)状況も併せてHPに掲載し、報告書の印刷物は各コミュニティセンターでも配る。これまでHPで閲覧できなかった4常任委員会と2特別委員会の会議録検索を2021年度から可能にし、市議個人や各会派のSNS活用を推進していく方針も示した。
市議会だよりは、昨年4~5月の市民アンケートで「読んでいる」と答えた人も多かったが、年間経費約900万円に対し削減を求める意見が目立ち、同9月の議会改革検討会で発行終了を決めた。金沢俊議長は「開かれた議会の実現には情報発信の重要性は変わらない。時代の変化を踏まえ、発展的に見直せたら」と力を込めた。
市議会だよりは12年11月に発行を開始。市議が主体的に編集する形式で、16年度から市民団体や高校生らとの意見交換を取り入れ、内容の充実に努めてきた。
















