JR北海道の島田修社長は10日の定例会見で、JR釧網線釧路―標茶間の観光列車「SL冬の湿原号」のリニューアル計画を発表した。総投資額は4億円。同社は深刻な経営難に陥っているが、島田社長は「鉄道の旅の魅力付けにSLは欠かせない。地域からの強い要望もあった。清水の舞台から飛び降りる気持ちでお金を投入する」と述べた。
SLは1940(昭和15)年製のC11型で、同社唯一の蒸気機関車。75年にいったん廃車となった後に復活し、2000年から「SL冬の湿原号」として冬季限定で運行している。
工事計画では、SLの全般検査(1億円)、客車5両の内装リニューアル(2億円)と老朽機器の取り替え(1億円)の計4億円を投じる。今春から開始し、22年度まで順次実施する。
湿原号は毎年1~2月に運行している。島田社長は「コロナの影響もあり、利用は減少しているが、運行継続には地域から強い要望がある」と説明。廃止も検討したが、来年以降も運行を継続する姿勢を示した。
















