苫小牧市しらかば町4の住宅建設現場で爆発が起き、2人が重軽傷を負った12日の火災で、苫小牧ガスの本間利英社長ら3人が同日、苫小牧市役所で記者会見を開いた。本間社長は、道路に埋設したガス管の亀裂から漏れて滞留したガスに何らかの形で火が付き爆発したと、ガス漏れが火災の原因であるとの見方を示し、「負傷者や避難を強いられた方々、関係の皆さまに申し訳なく思っている」と陳謝した。
同社は火災を受け、周辺約75世帯のガス供給を停止。同日午後5時までに漏えい箇所の修繕を終え、供給を再開した。さらに社員10人体制で同世帯のガス漏れ検査を実施し、安全を確認した。
ガス管は鋳鉄製で内径15センチ。1971年に地下1メートルほどに埋設したもので、4年に1度の点検を行っている。直近では2018年7月に定期検査を行い、19年5月にも検査したが異常は見つからなかったという。
16年8月には日新町で、ガス管の腐食によるガス漏れが原因で1人が死亡する爆発事故が発生。同社は腐食しづらいガス管に交換する作業を進めていたが、今回のガス管は家庭用の低圧管で交換対象ではなかった。同社は再発防止のため作業計画を見直し4月以降、低圧管も対象に、入れ替え工事を進める方針。
同社によると、火災前日の11日午後4時半ごろ、現場付近の住民から「警報器が鳴った」との通報を受け、社員が急行。ガス漏れを検知したが「濃度が微量だった」として地域住民には通知せず、社員6人で夜を徹して地中にあるガスを抜く作業(排風作業)とガス漏れの発生源を特定する作業を進めていた。
火災は12日午前8時20分ごろ発生。ガス漏れが現場から3~4メートル離れた地点だと特定できた直後だったという。50代の内装職人が全身やけどで重傷、救出しようとした30代の同社社員が両手に軽いやけどを負った。
















