道は、3~4月の「転勤・入社・入学」シーズンの新型コロナウイルス感染防止対策を強化する。道内と本州との人の移動が活発化する時期で、昨年は感染が再拡大した経験があるためだ。企業や学校に対し、歓送迎会での飲食のリスク回避や、不急のあいさつ回りの自粛などを呼び掛けている。
道内では、昨年2月に全国に先行する形で感染拡大の「第1波」が到来。2月28日に国内で初めて道独自の「緊急事態宣言」を発出して感染をいったん抑えたものの、人の移動が活発化したこの時期に再拡大する「第2波」に見舞われた。
鈴木直道知事も先週末の記者会見で「年度末、年度始めは卒業、入学、転勤、入社などがあり、人の移動や会食の機会が増加する。このことに注意しなければならない」と警鐘を鳴らす。
道は、人の移動の活発化による感染拡大を防止するため、関係機関と連携して取り組みを推進する。企業や学校に対しては、着任日の柔軟な対応や不急のあいさつ回りの自粛を要請。入学式などの式典全体の時間短縮を求めるほか、テレワークや時差出勤も奨励。従業員や学生に対しては、引っ越し時期の分散化や、歓送迎会での飲食のリスク回避を要請。市町村窓口で転入者に対してチラシを配布するなどして、「新北海道スタイル」の徹底も呼び掛ける。
知事は「昨年の北海道のこの時期のことを思い出してほしい」とし、「独自の緊急事態宣言終了後の人の移動で再び感染が拡大した経験がある」と説明。「直近では年末・年始の行動で、全国的に感染が増加する状況もあった」と警戒。道民や事業者に取り組みへの協力を求めている。
















