コロナ禍で外出機会が減る中、苫小牧市スポーツ推進委員会が運動不足の解消につなげてもらおうと、幅広い年代の市民が自宅で実践できる軽運動の動画を制作し、インターネットで配信している。同推進委員でダンスインストラクターの吉田徹さん(47)が企画したもので、今春にはDVD化し、高齢者向けの介護予防教室や学校、幼稚園などに配布したい考えだ。
動画投稿サイト「ユーチューブ」で先月公開したばかり。「みんなで踊ろう♪ヒップホップ!」など五つの動画を制作した。1本当たり1~7分半程度と短く、吉田さんや市の公式キャラクター・とまチョップ、市内のダンスインストラクターらが音楽に合わせてヒップホップを踊る。
主には腕の曲げ伸ばしや体のひねり、足上げなどで、高齢者や車いすの人も取り組めるよう、座ったままできる振り付けに工夫した。肩や膝、首などを無理なく曲げ伸ばしするストレッチ動画もあるという。
同推進委は市が委嘱した非常勤職員41人で活動。スポーツ推進に向けた市主催事業への協力や実技指導、組織の育成などに取り組むが、コロナの影響で今年度は活動が激減。吉田さんはこれまで介護予防教室で高齢者にダンスを指導してきた経験から「シニア層は体を動かさないと短期間で筋力が衰え、将来的に介護が必要となる可能性が高まる」と危惧し、今回の取り組みを企画した。
今後も自宅で楽しめる運動を動画で紹介する考えで、DVDにまとめて希望する個人や各施設に配布することも視野に入れる。また、希望があれば学校や高齢者施設などで出張振り付け指導をする構想もあるといい、「動画を通じて、さまざまな人とつながり合うことができれば」と話している。
















