千歳市は17日、2021年度予算案を発表した。一般会計は20年度当初比0・4%増の498億889万円と過去最高の予算規模になった。新型コロナウイルス感染防止対策を中心に措置しつつ、23の新規事業を盛った。山口幸太郎市長は「限られた財源で最大の効果を上げられるよう事業の選択と集中を図った。20年度補正予算の繰り越し事業との一体的編成でコロナと地域経済の切れ目のない対策を講じる」と語った。
一般会計に国民健康保険や介護保険など6特別会計、水道・下水道事業、病院事業など公営事業会計を合わせた予算総額は20年度当初比1・4%増の815億7166万円と過去最高。優先課題推進枠とする「新型コロナウイルス感染症対策」に8億7000万円、第7期総合計画で目指す「人口増加策」に3億8000万円を盛った。
歳入は、市税の大幅な落ち込みが懸念されるが、国の特例加算決定で一定程度緩和される見通し。社会保障費などの大幅な増加が見込まれる歳出は、マイナス5%シーリングの実施や事業全般を見直しコロナ対策の財源を確保した。
主な事業は、児童数全国第2位の北陽小学校から22年4月に分離開校する「みどり台小学校」と「みどり台地区児童センター」の建設をはじめ、公立千歳科学技術大学の校舎と道央廃棄物処理組合焼却施設の建設に着手する。駅前広場再整備(西口)の実施設計や良好な宅地の供給を目指し、市内大和の市有地を民間事業者に売り払う。
市の貯金である財政調整基金は20年度末に7億7000万円。このうち7億円を取り崩し、21年度末には7000万円となる見通し。21年度予算案は3月開会予定の第1回定例市議会に提案する。
















