「個人の判断尊重される」 苫市議会 ワクチン接種で質疑

「個人の判断尊重される」 苫市議会 ワクチン接種で質疑
新型コロナのワクチン接種をめぐり市議の質問に答える岩倉市長

 苫小牧市議会定例会の本会議は18日、2020年度一般会計補正予算案に計上された新型コロナウイルスのワクチン接種体制確保事業をめぐり、4人の市議から質問が相次いだ。

 市はワクチン接種に向け、接種券印刷・郵送やコールセンター業務、予約システム導入など関連経費として7070万円を補正予算案に計上している。

 市は、かかりつけ医での個別接種を主体として、補完的に集団接種を実施する方針を示した上で、高齢者施設などの移動が困難な入居者に対しては巡回接種も併用すると説明した。健康こども部の桜田智恵美部長は「日頃から診察を受けている医療機関で接種してもらうのが、市民の安心につながると考えた」と理解を求めた。

 また、接種には事前予約が必要とし、予算成立後に業者との委託契約を結び、24時間予約可能なウェブ予約システムを導入する他、平日と土曜日の午前9時~午後5時に電話予約ができるコールセンターも開設する予定を明らかにした。

 接種の判断をめぐって桜田部長は「予防接種法に基づき、国民には(接種の)努力義務が課せられているが、最終的な接種はあくまでも個人の判断が尊重される」と述べた。接種に伴う副反応への見解を問われて、「厚生労働省の公表資料によると、現時点では重大な安全性の懸念は認められないと記載されている。安全性と有効性を鑑みた結果、薬事承認されたと考えている」と答えた。

 一方で、ワクチン供給量や配布日程がまだ不明確な上、市医師会とも医療従事者の派遣や医療機関の確保について調整中のため、「一日最大で接種できる人数」など接種の見通しで答えられない点も目立った。

 岩倉博文市長は「正確な情報をできるだけ早く発信する。さまざまなことを想定しながら、予定通りに進められるように万全を期したい」と誓った。

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