白老町は、町立国保病院の改築計画で、2025年度としていた新病院の開院時期を24年5月とする方針だ。設計と施工の一括発注方式の採用で、オープンが早まるという。19日の町議会町立病院改築基本方針調査特別委員会(広地紀彰委員長)で示した。
老朽化する現病院の改築計画素案によると、新病院の建設地は現在の病院隣地(同町日の出町3)とし、一般病床数は人口推計などを踏まえて現行58床を40床に変更。併設の介護老人保健施設は、慢性期医療と介護を一体的に提供する介護医療院へ転換する。
改築スケジュールで町は当初、24年度に着工、25年度の開院としていた。しかし、設計施工の一括発注方式の採用で工程が短縮でき、22年度末に着工、23年度末に完成、24年度に供用開始と、当初より前倒しの工程を見込んでいる。
町は今後、施設の規模や構造などを具体的に検討し、4月下旬に改築基本計画案を町議会へ提示。7月に一括発注を公告し、22年1月ごろに設計施工業者を決定する。
この他、特別委で町は、町立国保病院の常勤、非常勤の医師3人が3月末までに退職することを報告。4月には内科医1人の採用が決まっているものの、医師の人数が少なくなるため、古俣博之副町長は「さまざまな機関を通して医師確保に努めたい」と述べた。

















