災害公住18戸で浸水 裏口ポーチに融雪水流入 厚真町議会臨時会

災害公住18戸で浸水 裏口ポーチに融雪水流入 厚真町議会臨時会

 厚真町は、胆振東部地震で自宅が被災した住民向けに整備した災害公営住宅で、計18戸の裏口ポーチが雪解けした水により浸水したことを明らかにした。19日に開かれた町議会臨時会で宮坂尚市朗町長が行政報告し、陳謝した。

 町によると、1月末の暖気により新町地区の公営住宅の裏口ポーチに融雪水が流入。その後、同じ立地条件の新町、本郷、上厚真の3地区に建てた災害公営住宅を調査したところ、2月に入ってからの暖気や降雨により計18戸で同様の事案が発生したことが分かった。

 町は地盤凍結による凍上や積雪、土の盛り上がりにより住宅部分に水が流れやすい状態になったことが主な原因と分析。土のうで一時的に水の流入を防いでいるが、今後本格的な融雪期を迎える前に裏口ポーチ部分の地盤を高くし、勾配を大きくするなどの対策を講じる考えを示した。

 このほか、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種に関連する事業費等を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案など議案4件を原案通り可決した。

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