交通弱者の通院を支援 移送サービス勇払で試行へ-市社協

交通弱者の通院を支援 移送サービス勇払で試行へ-市社協
事業のオープニングセレモニー

 苫小牧市社会福祉協議会(渡辺敏明会長)は17日、市民活動センターで今月下旬に試行を開始する移送サービス事業のオープニングセレモニーを行った。市社協や同事業に試乗車両などを貸し出すトヨタカローラ苫小牧(柳町)、ネッツトヨタ苫小牧(新中野町)の関係者らが出席。両社は「できる限りの協力をしていきたい」と力を込めた。

 サービスの利用対象者は、65歳以上の勇払地区在住者で、身体上公共交通機関の利用が難しく、年金などの収入が年額160万円(夫婦の場合220万円)程度の人。勇払から勤医協苫小牧病院(見山町)、苫小牧日翔病院(矢代町)までの範囲で定期的な通院の送迎を登録ボランティアが行う。移送料は当面無料。すでに80代3人からの申し込みを受けている。

 セレモニーで渡辺会長は「事業の実現は両社の協力、支援のおかげ。今後もニーズを的確に捉え、取り組んでいきたい」とあいさつ。移送に使用するスライドドアで車内が広く、低床で乗りやすいワンボックス車の「ボクシー」「ルーミー」が紹介された。

 ネッツトヨタ苫小牧の神能孝広営業本部長は「車両を扱う企業として、交通弱者へ協力していきたい」、トヨタカローラ苫小牧の野島博幸総務部長は「今後、サービスが他地域にも広がってほしい」と語った。

 同事業は、市社協が勇払地区で開催した座談会で通院に不便な思いをしている人が多いことを知り、講じた対応策。来年3月までの試行期間を経て、2022年度の本格スタートを目指す。登録ボランティアのドライバーは現在4人で、市社協では引き続き募集している。条件は50歳以上で普通自動車免許を取得し、運転歴が3年以上の市民。50歳以下の希望者は問い合わせを。

 問い合わせは市社協地域福祉第1係 電話0144(32)7111。

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