一部に持ち直し 総括判断3カ月連続据え置き 公共工事を上方修正 2月の道内経済概況 観光は 引き下げ 道経産局

一部に持ち直し 総括判断3カ月連続据え置き 公共工事を上方修正 2月の道内経済概況 観光は 引き下げ 道経産局

 北海道経済産業局は、2月の道内経済概況を発表した。総括判断は、新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい状況にあるが、「一部に持ち直しの動きが見られる」と3カ月連続で据え置いた。主要項目別では、公共工事の判断を前月から引き上げたが、観光を下方修正。先行きについては「感染症の影響、国際経済の動向を十分注視する必要がある」としている。

 昨年12月の経済指標を中心に、1月以降の企業へのヒアリングを加味して判断した。

 主要項目別では、観光を前月の「弱い動きが見られる」から「悪化しつつある」に判断を引き下げた。12月の来道客数が前年同月比61・3%減と11カ月連続で前年を下回ったため。企業からは「12月は主要施設への入り込み客数が大幅に減少。ツアーバスもほとんど見掛けることがなかった。1月以降の見通しも、前年の4月から5月の再来が懸念されるほど深刻な状況になっている」(関係機関)との指摘が出ている。

 一方、公共工事は、前月の「減少している」から「増加している」へ上方修正。12月の公共工事請負金額で、道が前年を下回ったものの、国と市町村が37・5%増と上回ったため。判断の引き上げは3カ月ぶり。

 他の5項目は、全て前月から判断を据え置いた。

 12月の鉱工業生産が前月比2・4%増と4カ月連続で上昇した生産活動は、「持ち直しの動きが見られる」に据え置いた。企業からは「生産設備の修理が終了したことから、印刷用紙の生産が増加した」(パルプ・紙・紙加工品工業)、「自動車産業が好調なことにより、1月の集積回路の生産は引き続き堅調な推移が見込まれる」(電気機械工業)との声が聞かれる。

 個人消費も「一部に弱さが残るものの、持ち直しの動きが見られる」に据え置いた。企業からは「外出を控える動きにより、クリスマスケーキやおせちは店頭予約が減少し、ウェブ予約が伸びた」(百貨店)、「大型家電などを購入する際に、高機能なものを選ぶ傾向が強まっており、高額な商品が売れている」(家電大型専門店)などの声が上がっている。

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