演奏に合わせ小学生が朗読劇 語りでいざなう物語の世界 白老

演奏に合わせ小学生が朗読劇 語りでいざなう物語の世界 白老

 白老町のしらおい創造空間・蔵で20日、「おはなしと音楽の会」と題したイベントが開かれ、参加した親子連れらが小学生グループによる童話の朗読劇などを楽しんだ。

 古い石蔵の施設を会場にしたイベントは子どもの読書推進事業の一環として町教育委員会などが企画。約30人が集まった。

 初めに町内で活動するボランティア団体「お話しかたらんば」(大和田妙子代表)のメンバーが出演。絵本を使わずに語りだけで物語の世界を楽しんでもらうストーリーテリングの手法で、「犬と猫とうろこ玉」「三つの願い」、アイヌ民族に伝わる民話「パヨカカムイ」などを紹介した。

 続いて白老小学校6年生の花田幸希さん(12)、中倉こはるさん(12)、清水悠那さん(11)でつくる「すくすく劇団レンメノコ」が登場。物語の登場人物に扮(ふん)した3人が、町内のピアニスト太田亜紀子さんのピアノ演奏をバックに「はだかの王様」などの朗読劇を披露した。最後に作曲やコンサート活動を続ける太田さんがオリジナル曲などを演奏し、会場に美しい音色を響かせた。

白老小児童の朗読劇も披露された「おはなしと音楽の会」

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